2017年10月20日

サブプライムローン

サブプライムローン(米:subprime lending)とは、主にアメリカ合衆国において貸し付けられたローンのうち、優良顧客(プライム層)向けでないものをいう。

報道機関ではしばしば低所得者向けローンとの説明がされ、低所得者に多額の貸し付けを行ったというニュアンスで取り上げられるが、厳密には通常の住宅ローンの審査には通らないような信用度の低い人向けのローンである。

信用力の評価基準は所得の多寡のみではない。

狭義には、住宅を担保とする住宅ローンに限定され、広義には、自動車担保など住宅以外を担保とするものを含む。

一般的に他のローンと比べて債務履行の信頼度が低い。

このサブプライムローンについてはその担保信用保証が以前から問題になっていたが、米国の格付け企業が中古住宅価格の上昇を前提に高い保証を与えて安心感を与えていた。

しかし、2007年夏頃から主に住宅ローン(狭義のサブプライムローン)返済の延滞率が上昇しはじめ、とうとう住宅バブルがはじけた。

このことにより、2008年にはこの証券を組み入れて世界中に販売された金融商品の信用保証までも完全に劣化してしまい、世界中の金融機関で信用収縮の連鎖がおこった。

サブプライムモーゲージ(subprime mortgage)ともいい、通常は住宅ローン担保証券(RMBSもしくはMBS)の形で証券化され、さらにそれらが債務担保証券(CDO)の形に再証券化されて、金融商品として投資家に販売される。

RMBSやCDOは格付け機関により格付けされており、市場で取引される。

つまり、不動産のローンによる売買そのものを証券化し、金融機関や投資家の間で取引されたことになる。このことによって、ローン契約した債務者の支払は銀行から金融機関や投資家へ移ることになる。

住宅ローンの実施にあたっては、債務者の信用力を数値化したFICO信用点数が用いられる。

十分な信用力を有している債務者に対しては、プライムローンとして扱われる。

ここで所定の基準を満たさない債務者に対する貸付を行う場合を総称し、プライムローンに対して、サブプライム(sub-下に prime-優れた→信用度の低い)ローンと呼ぶ。

債務者の所得水準が低い場合が典型的であるが、所得は高いもののクレジットやローンの利用実績がない場合もこれに該当し、また、信用力を超えた借入を行って不動産投資を行う場合などにも、同様にサブプライムローンが利用されている。

一般的な特徴としては、貸付利率が通常の住宅ローンに比べて高くなり、貸付者が取る信用リスクも高くなる。

このため、債務者が弁済を容易とするための特別なアレンジや、貸付を行う側としては、貸付リスクの分散が通常の住宅ローンよりも重視されることとなる。

ただ、債務者の支払能力が不能になる可能性は十分にあるため債務者の所有する不動産の価値に重点が置かれる。

サブプライムローンの貸付残高は拡大したが、債務者の信用水準が一定基準を満たさない者に集中しているという本質的な特質から、返済の遅延・不能、および波及的効果としての信用の収縮など、以下のような問題点が表面化している。
参考:wikipedia
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posted by きいち at 12:00| 投資知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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